医療において一番大切な事は、清潔な環境で安心して患者さんに治療を受けてもらうこと。 治療器具は、口の中に入れるんだから「滅菌」は絶対なんです。 新聞でも、歯を削る機械のハンドピースの使い回しが報道されています。 当院がどんな取り組みをしているか?をご紹介します。
どんな取り組みをしているの?
当院では患者さんごとに、1度使ったらゴム手袋など使い捨てられるものは捨てる事を徹底しています。
使い捨てられたゴム手袋の山
ハンドピースや他医療機器も、使用後は滅菌処理し、全てパックします
ハンドピースに使うドリル部分も滅菌処理します
院内環境の整備について
滅菌とは「細菌やウイルスの完全除去」を行うことです。
歯医者さんの器具の滅菌をする「オートクレーブ(高圧蒸気滅菌器)」を使いさえすえば、完全滅菌できるわけではありません。
オートクレーブにかける器具に細菌が何層も付いていれば、表面しか滅菌出来ません。
つまり、オートクレーブに掛ける前に除菌(細菌数を減らす)・殺菌(病原性を持った菌を減らす)をして、はじめて『完全滅菌』になるのです。
具体的に、当院は以下の3つのプロセスを徹底して行うことによって単なる滅菌ではない『超滅菌主義』を現場に徹底しております。
どうやって滅菌しているの?大公開!器具手洗い~超音波洗浄器による殺菌まで
血液溶解剤に浸け、手洗い洗浄
中性洗剤にて汚れを落とし、ブラシを使って水洗いします。
超音波洗浄機
大型の超音波洗浄機に器具消毒液を浸漬させ、超音波の力で30分以上の機械洗浄を行います。
この作業が、誰が行っても除菌・消毒まで完全に出来る大切なプロセスなのです。
オートクレーブ(滅菌器)による滅菌
ここで初めてオートクレーブ、滅菌器を使って細菌を「滅菌」つまり「0」にします。
オートクレーブに掛けるまでの細かさがとても重要なのです。
使い捨ての徹底
当院は、使い捨てに出来るものは使い捨てにします。
具体的には、歯科医師・歯科衛生士が使用するグローブは患者様ごとに必ず交換しています。
お口の中に入れるものは全て滅菌をし、スタッフ自身も「自分が受けたい治療」を徹底して提供しています。
(上の記事を見て)・・・歯医者さんって、キレイが当たり前だと思っていました。