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レアレア歯科 なぜなに相談室

虫歯治療は早い段階ほど楽!

2021年08月22日

執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之

 

本日は虫歯の進行度と治療の関係性について解説致します。

CO フッ素塗布を継続して虫歯にならないよう経過観察していきます。何も不快な治療はありません。

CO

C1 虫歯を削って取り除きかんたんな詰め物をします。1回の処置で終わり、麻酔もしなくて大丈夫!

C1

C2 虫歯を削って詰め物をします。数回の処置で終わります。虫歯の深さによっては麻酔をしなければならない場合もあります。

C2

C3 虫歯が神経に達して感染を起こしている状態なので麻酔をして神経を取り除き根の治療が終了してから歯の修復にかかります。トータルで早くて6〜7回、神経の腐り具合や根の先端に嚢胞を形成している場合は根の治療だけで数ヶ月以上もかかる場合があります。

C3

C4 虫歯が進んで歯が崩壊している状態で保存不可能により抜歯となります。抜歯後、傷が治ってから入れ歯やブリッジ、インプラントなどと修復治療をするので最短でも半年から1年がかりの治療となります。

C4

このように虫歯の進行の程度が軽ければ軽いほど治療の回数も少なくてすみ治療による侵襲も軽くすみます。また、精神的、経済的負担も同様です。痛みやしみなど、なんらかの症状が出た時には虫歯の進行はC2以上に進んでいるものと思われます。治療を簡単に済ませるためには定期検診を受けて軽度の虫歯の内に治すことが肝心です。まだ歯医者に定期的に通われる習慣のない方は定期検診を兼ねて予防歯科を受けるようにしましょう。



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医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。