せっかく入れたインプラントを出来るだけ長持ちさせるには
2022年04月04日
意を決してやっと入れたインプラント、肉体的、精神的、経済的に負担がかかったインプラントを出来るだけ長持ちさせたいのは患者さん共通の願いだと思います。
インプラントは骨としっかりくっつきますが粘膜とのくっつきが弱いため、感染し易いという欠点があります。そのためインプラント治療後は歯ブラシやその他清掃用具を用いた患者さん自身による毎日の口腔清掃と歯科医院での定期的なメンテナンスが極めて重要になってきます。患者さん自身による清掃が十分でなかったり定期的なメインテナンスを受けなかった場合、インプラントの天敵、インプラント周囲炎等を起こして最悪の場合、インプラントの脱落が起きる可能性が高くなります。 治療後の良好な状態を長期的に維持するためには、家庭での患者さん自身による清掃と歯科医院での定期的なメインテナンスにかかっていると言っても過言ではありません。そのためインプラント治療終了後には必ず定期的に来院するように指示されるはずです。必ず守っていただきたいと思います。中には痛くもかゆくもないものだからメンテナンスをサボってしまう患者さんもいらっしゃるわけですがしばらくして痛みを訴え来院するというケースもたまにあります。そのような場合、レントゲンを撮るとインプラント周囲の骨が溶け始めていることが確認される場合があります。そのような事にならないよう歯科医師の指示にしたがってメンテナンスを継続してくださいますようお願いします。