インプラントを考えているけど手術が怖いという方に朗報です。
2022年02月27日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
虫歯、歯周病、その他何らかの理由で歯を失ってしまった方、入れ歯は嫌だし、ブリッジのように健康な歯も削りたくない。でもインプラントも手術が怖くて躊躇しているという方、非常に多いことと思います。そのような方のために、ある麻酔をすることでリラックスして手術をうけることができる方法があります。それが静脈内鎮静法と呼ばれるものです。
この麻酔法は、インプラント治療を始める前にリラックスできるお薬を静脈内に点滴で入れることで気持ちが楽になり、うとうとと寝たような状態のまま手術を受けられ目が覚めたら治療が終わっているという方法です。
静脈内鎮静法は、完全に意識を無くさせる全身麻酔とは違い、自分で呼吸をしたまま呼びかけにも応じられる状態を保つように薬の量をコントロールして行います。
呼びかけに答えられる状態ですが、ほとんどの患者さんは、術中のことを覚えておりません。
寝ぼけたときに話しかけられた事を覚えていないということと同じ様な状態とお考えいただければ良いかと思います。当院には口腔外科部長で医学博士、口腔外科学会専門医・指導医の資格を持つ西原昇歯科医師が在籍しており大学病院などでも麻酔時の全身管理(血圧や心拍数を診ながら、麻酔をした患者さんの全身状態を診ること)を数多くこなし(全身麻酔約200症例、静脈内鎮静法も数百症例)、学位も静脈内鎮静法の研究で取得しているベテランの歯科医師が在籍しております。インプラント治療をお考えの方は安心してお任せください。