ダイレクトボンディング治療とは?
2021年08月03日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
本日はダイレクトボンディングについて解説いたします。一般の方にダイレクトボンディングといってもなんのことかさっぱりわからんということになるでしょうが簡単に言うと多種類の歯科用プラスチックレジンを歯の欠けた部分や、大きさ・形が気になる箇所に直接盛り付け天然歯のような自然な色や形を再現する治療法です。
この方法の最大のメリットは歯を出来るだけ削らずに済むことで先日のブログでも取り上げたMI(Minimal Intervention)という概念に一致する治療方法です。治療は歯が欠けた、すきっ歯、矮小歯などを審美修復したい方が対象になります。これらは従来、セラミック治療や矯正治療で修復するしか方法が無かったわけですがダイレクトボンディングはより安価で短期間に治療出来る新たな方法として注目されています。
歯を出来るだけ削らずに歯を綺麗に修復したい方にはとても良い方法だと思います。デメリットとしては過剰な負荷がかかると取れやすいことやレジンという材質の性質上経年的に色々の変色が出る場合があります。またこれらは疾病治療にあたらず審美修復になるので保険適用外となります。興味がありましたらお気軽にお声掛けください。