メタルフリー治療とは?
2021年09月24日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
メタルフリー治療について解説いたします。メタルフリー治療とは虫歯治療の際、虫歯を削って詰める材質に金属を使用しない治療のことをいい、当院でもおすすめしております。
何故、おすすめかというとメタルを使った治療には以下のデメリットがあるからです。
①見た目が悪い。
②金属アレルギーが出る場合がある。
メタルフリー治療に使用される材質としてはレジン、セラミック、ジルコニア等があり症例に応じて患者さんとも相談しながら決定する必要があります。見た目の問題はさることながらアレルギーで皮膚にかぶれや湿疹が出ると大変です。歯科治療で使った金属にアレルギーの原因の可能性があるならば皮膚科でパッチテストを受け、どの金属に反応があるのかを調べてもらうと良いと思います。
そのような場合テスト後に金属を取り外しメタルフリーの素材に変えることで症状は収まりますが、症状がおさまるまで数ヶ月かかることがあります。