口腔機能低下症について
2022年02月28日
口腔機能低下症とは、加齢やなんらかの病気によりお口の中の感覚、咀嚼、嚥下、唾液分泌等の機能が少しずつ低下してくる症状でオーラルフレイルの前駆症状といえる状態です。
不可逆性の高いオーラルフレイルに陥らないよう口腔機能低下に対し早めに治療介入していくことで生涯にわたり、食べることを楽しみ、家族、友人と会話に花を咲かせ、笑顔溢れる健康長寿を享受できるのです。超高齢社会を迎えるにあたりオーラルフレイルや口腔機能低下症にスポットライトが当たるようになってきました。しかし歯科界ではそれらに積極的に治療介入してきたかというとそうでもないのが実情です。というのもそれらの概念が比較的最近のもので若い歯科医師の先生方は学校で習ったが現在、最前線で働いている歯科医師の先生方にはこの概念をお持ちでない先生も多いということ、また口腔機能低下症に対する治療の保険導入されたのが2018年4月とまだ新しいことが原因としてあげられます。咀嚼嚥下障害がある患者さんに「入れ歯を入れたら噛めるようになるだろう」果たしてそれは本当でしょうか。咀嚼嚥下障害の本当の理由が口腔機能低下にあるのだとしたら入れ歯を作製しただけでは改善は見込めません。だからこそ咀嚼嚥下障害の原因が歯にない場合、もっと歯科が有効に口腔機能低下症に対してアプローチしていかなくてはならないと考えています。いつまでも健康で幸せな生活をおくるためにもお口の機能を維持していくことは非常に大事なこととなってきます。ご自身で噛みづらい、飲み込みづらいなどの症状があったり周りの方でそのような症状がある方がいらっしゃいましたらお気軽に八潮の歯医者、 LeaLea歯科・矯正歯科クリニックまでお問い合わせください。