口臭で悩んでおられる患者さまの特徴
2022年03月03日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
当院では口臭・ドライマウス外来を開設しており口臭に悩んでおられる患者様の診療をしておりますが口臭・ドライマウス外来に訪れる患者さまに一定の特徴があることに気付かされます。それは何かと申しますと実際には口臭はそれほど強くないのに必要以上に悩んでしまういわゆる心理的口臭症の患者さまが非常に多いということです。
そのような患者さまに口臭測定すると実際は臭気の程度は人が感じる閾値内であることがほとんどなのです。心理的口臭症とは口臭検査をしても口臭が認められない人で本人だけが口臭があると強く思い込み悩む病態のことを指し自臭症や仮性口臭症とも言われます。精神的に不安定、ストレスがある、神経質な人、自責の念の強い人に多く見られます。このような方は他人の偶然の仕草と自分の口臭を関連付けて考えてしまって自分の口臭のために他人に迷惑を掛けているなどと執拗に思い悩んでしまいます。具体的にどのような体験が心理的口臭症に結びつくのかというと、口臭のことを直接指摘されたことがある、鼻を手で覆われた、窓を開けられた、話している時に距離をとられたなどが挙げられます。親が子供に対して不容易に言った言葉が後々になって心理的口臭症を生んでしまう結果になりかねないので注意が必要です。口臭には寝起きや空腹時などに発生する生理的口臭というのが誰しもあって関係の近しい間柄だとそれを感じとり指摘してしまうということがあります。そのあたりの配慮をお願いしたいと思います。心理的要因が強い場合は心療内科などと連携しながら治療を進める場合もございますが、まずは口臭で悩んでおられる方は八潮の歯医者、 LeaLea歯科・矯正歯科クリニックで口臭検査を受けることをおすすめします。お気軽にご相談ください。
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