外科処置後の痛みを和らげ治癒を促進する再生療法〜CGF療法とは
2022年02月04日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
インプラント治療や親知らずの抜歯等の外科処置において術後の痛みを和らげ治癒促進の効果を高めるために患者さまの同意のもとにCGF再生療法を行う場合があります。
CGF再生療法はConcentrated Growth Factorの略称で直訳すると凝縮された成長因子を使った再生療法ということになります。私たち人間の身体にはケガなどで出血した際、出血を止め傷を修復するシステムが備わっています。
この働きを担うものがフィブリンと呼ばれるものです。この役割を果たす凝縮したファブリンゲルを患者さんの血液から専用の遠心分離機を用いて抽出しインプラントの箇所や親知らずの抜歯窩に添加する事で傷の
治りを劇的に良くするまさに魔法の治療法なのです。また、このフィブリンゲルは自分自身の血液から生成されたものであるため免疫応答などの点でも非常に高い安全性が担保されているということが言えます。
CGF療法は歯科医療の現場において広く用いられ安全、安心な最先端の再生療法でインプラントや親知らずの抜歯などの外科手術を行う際は術後の痛みの軽減や治癒の促進を目的とした利用が増えています。しかしCGF療法に用いるフィブリンゲルを抽出するための遠心分離機を設置している歯科医院は非常に少ないのが現状です。当院ではCGF療法に対応しておりますのでこれらの外科手術を控えている患者さま方でCGF療法にご興味がある方はお気軽に八潮市のLeaLea歯科・矯正歯科クリニックのスタッフまでお声がけください。