大人虫歯の特徴
2022年03月08日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
高齢化社会において65歳以上の虫歯の数が以前より増えているという調査結果があります。大人の虫歯は大きく2つの特徴に分けられます。
1つは、歯周病などで歯肉が下がり本来隠れている歯根の部分にできる根元の虫歯ともう1つが、治療済みの歯に虫歯が再発する二次カリエスと呼ばれる再発虫歯です。
大人の虫歯の特徴として痛みを感じにくく自覚症状がないので気づかずに痛み出したときには重症化していることが多々あります。何故、大人虫歯はこの部分に虫歯が発生しやすいのかというと歯周病が進行して歯肉が徐々に下がってきて歯根が露出するとこの部分には硬い構造のエナメル質ではなく柔らかい象牙質の部分が出てきている事によってここに歯垢が付いて虫歯になるパターンと治療済みの歯には詰め物や被せ物をしているわけですが歯と詰め物、被せ物の間の微細な隙間に歯垢が溜まりやすくなりそこに虫歯ができるパターンの2種類があるというわけなのです。
最近では定期的に歯医者さんに予防歯科で通院しお口の健康に気を付けていらっしゃる方も多いかと思います。そのおかげで大人の歯の残存歯数は昔と比べて増えており、その一方で大人の虫歯が増えているいうことも事実なのです。歯を失う原因としては歯周病と虫歯がその大半を占めます。歯周病予防と同時に虫歯予防もしっかり行い生涯自分の歯で食事ができて快適な生活を送れる事は大変幸せなことです。健康のありがたみは失ってはじめてわかると言いますが歯の健康も然りです。人生100歳時代を楽しく謳歌するためにも今から本気で予防歯科をはじめてみませんか。予防歯科のご相談なら八潮の歯医者、 LeaLea歯科・矯正歯科クリニックまでお気軽にお声掛けください。
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