子どもの虫歯予防は3歳までが勝負
2023年01月29日
生まれたばかりの赤ちゃんの口の中には虫歯菌は存在しません。
虫歯菌は主に周りの大人の唾液を通じて約1才半から2才半の間に感染することが多くこの時期を特に「感染の窓」と呼んでいます。大人と一緒の箸やスプーンなどで食事を与えたり大人の食べかけを赤ちゃんに与える、熱いものをフーフーするという行為も感染につながりますので注意が必要です。また保護者の口の中も清潔にし虫歯菌を減らしておくことも大切です。
3歳までに虫歯菌の感染を防ぐことができれば、その後は虫歯になりにくいお口になると言われています。それは3歳くらいまでにお口の中の細菌叢がある程度決まるからなのです。口腔内の虫歯菌の割合が多くなると当然虫歯にもなりやすくなるというわけなのです。
赤ちゃんの虫歯予防は家族全員できちんと歯磨きをしたり、お口のクリーニングを定期的に受けるなどして、口腔内を衛生的に保つことが重要なのです。