当院ではマイナス1才からの虫歯予防を推奨しております
2020年12月23日
マイナス1歳からの虫歯予防ってどんな事をするんでしょう?
生まれてくるお子さんの予防は妊娠中から始まります。
お母さんのお口の環境を良くしておく事がお子さんの歯を虫歯から守る第1歩になるのです。
当院ではこれまでに多くの親子の患者さんを診てまいりましたが親子の間で虫歯のなりやすさに相関性が非常に高いことがわかってきました。
これは何故でしょう?
親子間で口の中の細菌の質や量は大変似ており子供の口の細菌は、一緒に生活をするお父さん、お母さんの口の細菌の影響を受けて作られることが分かっています。
口の中の細菌が同じで食生活も同じであれば、虫歯のでき方も似てくるという事は当然のことでしょう。
では妊娠中の予防のポイントは?
①まず妊娠の可能性がある女性は妊娠前に虫歯や歯周病を治しておくことをお薦めします
②妊娠中はホルモンバランスの崩れやつわりなどで歯ブラシができなくなり口の環境が悪化しやすくなるため定期的に歯科医院でケアを受けましょう。
③キシリトール100%ガムを1日4個程度食べる事で赤ちゃんへの虫歯菌の感染を防ぐことができます。
④ロイテリ菌の摂取で虫歯菌を善玉菌に変えることができます。
お子さんを虫歯にさせたくない、歯の健康を守りたいと思うことは親なら当然の願いです。
そのためには、お父さん、お母さんが予防歯科の重要性を理解し、まずご自身の歯の健康管理を見直すことから始めてはみては如何でしょうか。