歯が多く残っていると食事が美味しく感じます。
2021年05月28日
歯の残存歯数と食事の美味しさへの感じ方に関する相関性について解説いたします。
食事が美味しいと感じるのは食べ物を咀嚼してよく噛み砕きすりつぶすことで味の旨み成分を感じることができるようになるからなのです。歯の本数が少ないと噛んですり潰すという作業が充分に出来ないまま丸呑みに近い状態になります。
そうすると味の旨み成分が感じらなくなり食事を美味しく感じないということになるのです。その噛んですり潰すという作業に必要な歯の本数は最低で20本といわれています。まさに日本歯科医師会が提唱している8020運動(80歳で20本の歯を残そうという運動)はここからきているのです。人生100歳時代を健康で幸せに過ごすために欠かせない歯、若いうちから予防歯科の習慣を身につけ定期的にメンテナンスを受けることでそれは達成されます。今からでも決して遅くはありませんのでまだ予防歯科を始めていらっしゃらない方も是非一緒に予防歯科を始めましょう。