歯周病が悪化しやすい人の特徴
2021年11月12日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
歯周病が悪化しやすい人の特徴を以下にお知らせいたします。
①歯磨きをあまりしない人
②定期的に歯科医院で予防やメンテナンスをうける習慣がない人
③糖尿病にかかっている人
④喫煙習慣がある人
⑤ 口をポカンと開けている人、口呼吸をしている人
⑥歯並びが悪い人
⑦歯軋りをする人
以上が歯周病になる、または悪化する要因として挙げられます。これらの要因が複合的に絡んでくるとリスクはさらに上がります。これらの要因が自分にあてはまるという方で歯茎が腫れている、出血するなど症状が見られる場合は早めに歯科医院で診察を受けることをおすすめします。歯周病は80%の国民が罹患している国民病です。歯周病が厄介なのは初期には全くと言っていいほど自覚症状が出ないということです。症状が進んで重度になってからではなかなか良くなるという事が期待できません。初期に治療介入し良くなった状態を維持させていくという事が最も重要なのです。まだ予防歯科を始めていないという方も今からでも遅すぎるということはありません。思い立ったが吉日でまずは歯科医院の門をたたいてみてください。