歯周病の検査って何をするの?
2021年01月06日
歯周病は、早い段階で介入出来れば健康な状態を取り戻せる、または維持できる病気です。しかし、歯周病は末期にならないと自覚症状がほとんど出ないため、自分で気付くことが難しいのです。ですから歯周病の検査を歯科医院で定期的に受けることが重要なのです。
歯周病の検査とは以下のような項目をチェックします。
①プラーク付着の状態
②歯茎からの出血
③歯周ポケットの深さ
④歯の動揺度
⑤エックス線写真を撮影して歯の周りの歯槽骨の状態を確認
これらの検査は、歯周病治療の前に行い歯周病の進行度を測るものですが最初だけでなく、治療によって病気が治っているかを確かめるため、治療の節目、節目でも行います。
歯周病検査で状況を把握→歯周病治療→歯周病検査で状況改善の確認→ケアの継続
このようなイメージで歯周病治療は行われます。
みなさんも歯科医院で歯周ポケットの検査でチクチクやられた事があり中には検査が痛いという方がいらっしゃいますが測定には目盛りのついたプローブという器材を歯と歯肉のすき間にそっと差し込みますが25g程度と非常に軽い圧しか加えませんので、ベテランの歯科衛生士が行えば痛みはほとんどありません。歯周病の進行度を測る歯周病の基本的な検査の一つです。歯周ポケットの深さで歯周病の進行状況を以下に分類しています。
2㎜以内:正常
2〜3mm: 歯肉炎
4~5㎜:初期~中等度歯周炎
6~9㎜:中等度~重度歯周炎
10㎜以上:重度歯周炎
しばらく歯科医院から足が遠のいている方はまず歯科医院で歯周病の検査を受けましょう。そして歯周病が重症化しないよう定期的に予防歯科を受ける習慣をつけ健康的で幸せな生活を享受して下さい。