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レアレア歯科 なぜなに相談室

虫歯ってうつるの?

2021年03月02日

虫歯菌はうつるのかという疑問に対して解説いたします。

生まれたばかりの赤ちゃんの口の中にはまだ虫歯菌は存在しません。虫歯菌は、硬いところに住み着く性質があるので歯がまだ生えていないうちは虫歯菌はお口の中に定着しにくいのです。生後8ヶ月位から乳歯は生えてきますが生後1歳7ヶ月~2歳7ヶ月頃にかけて虫歯菌の感染リスクは最も高まります。この時期を私達は感染の窓と呼んでいます。

では、どのような感染経路で虫歯菌は感染するのでしょうか?可愛さ余ってキス、食事の時、スプーン、フォーク、箸などを使い回す。フーフーして食事を与えるなど色々なところにリスクが潜んでいるのです。しかし、私達はこのような行為をやめてくださいとは申しません。かわいい我が子を抱きしめてキスしたくなるのは人情だと思いますし、そういうコミュニケーションも大事な愛情表現なのですから

では、何を気をつければいいのですか?

まず、お口の中の虫歯菌の量や構成は親子で非常に似ているので虫歯のなりやすさも非常に高い相関性があることがわかっています。つまり親に虫歯が多ければ子供も虫歯になりやすいという事です。なのでご両親が出産前に虫歯治療をきちんと終え、良い口腔内環境を作っておくことが子供に虫歯菌をうつさない事につながるのです。
かわいい我が子が将来、虫歯で悩まされることのないよう、ちょっとした親の知識と実践が大切なのです。



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医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。