虫歯予防のための食習慣
2021年06月30日
本日は虫歯にしないための食習慣として気をつけたい事について解説いたします。
①かみごたえのあるものをよく噛んで食べる
よく噛むことで唾液の分泌量が増え唾液が口の中の汚れを洗い流してくれます。またかみごたえのある食べ物は口の中でかみ砕かれる際にも、歯の表面の汚れを取り除いてくれます。反対に軟らかい食べ物ばかり食べていると、清掃性が落ちるためプラークが残り細菌が増殖し続けることになります。かみごたえのあるものをよく噛んで食べることはむし歯予防にとても有効なのです。
②おやつは糖分の高いものを、ダラダラ食べない。
特に、小さなお子様は食事で取りきれない栄養をおやつで補うという点でおやつも大切です。ただし、糖分の高いものをだらだら食べると、口の中のむし歯菌が酸をつくり続け歯を溶かす作業をしていることになります。おやつは時間を決めて規則正しく楽しむようにしましょう。
③糖分の高い飲み物も要注意
水代わりにジュースやスポーツ飲料を与えているお母さんがいますがそれは虫歯予防の観点からいうと非常に危険なことになります。ジュースやスポーツ飲料などは一見さっぱりしているようですが多くの糖分を含んでいるのでできればお茶や水での水分補給を心がけたいものです。ジュースやスポーツ飲料などはおやつと一緒に与えて普段の水分補給はお茶や水にしてください。
④キシリトールで虫歯予防
ガムを噛むと唾液がたくさん出るのでむし歯予防には効果的です。ただし砂糖が入っているガムでは逆効果です。むし歯予防という点では、砂糖でなくキシリトールを使って甘味を出しているガムが虫歯予防に非常に有効になります。キシリトールは歯の再石灰化や虫歯菌を弱める効果があることが確かめられています。
キシリトールと表示のガムでも一部砂糖が入っているものもありますのでできれば歯科医院などで販売しているキシリトール100%のものをおすすめします。