虫歯予防は歯磨きだけではダメ、食生活の見直しを
2022年02月21日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
歯磨きをしているのに虫歯になりやすい方っていますよね。それはどこに原因があるのでしょう?それはズバリ食生活にあると言っても過言ではありません。例えば1歳6ヶ月検診や3歳児検診で虫歯の検診をしていると現在はほとんどのお子さんに虫歯は発見されなくなりました。しかしほんの一部のお子さんに集中して虫歯が発見される傾向があります。
そのお母さんに聞き取り調査をすると食生活に問題があることがわかってきます。どういうことかと言うと水代わりにジュースやスポーツドリンクを与えている、泣き止まないので甘いお菓子を与えて泣き止ませる、いつまでも哺乳瓶で飲ませている。卒乳の時期が遅れる。などです。
思い当たる節のあるお母さんは是非この点を早急に改善する必要があります。ダラダラと糖分をお口の中に入れてしまうとお口の中は常に酸性の状態になり歯が溶かされ虫歯になるというわけなのです。やみくもに歯を磨いているだけでは虫歯は防げません。正しい食生活を送ることも非常に重要な虫歯予防の要素となりますので是非、お気軽にご相談ください。