3回目のワクチン接種が始まりました。
2021年12月22日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
日本ではCOVID-19ワクチン接種がどんどん進み、2回接種した方の割合が12月23日時点で全体の77.7%と世界的にみても非常に高いところで推移しています。
それに加えて日本人の規律正しいモラルのおかげでほぼ全員がマスク着用の中、日本での感染者数は世界でも類を見ないほど激減しています。
しかし昨今のオミクロン株の出現でわずかながら増加傾向が見られるのも事実です。そのような中、医療従事者向けに3回目の接種が始まり私も昨日、受けてまいりました。私の場合は3回ともファイザー社製のワクチンでしたが副反応は3回とも腕が少し痛いくらいで終わりました。
マハロ会では他の職員も12月中、又は1月中くらいにはほぼ全員が3回目を打ち終わる予定となっております。かたや人口の約4割近くが3回目の接種を終えているワクチン先進国、中東のイスラエルでは変異ウイルスのオミクロン株の感染が拡大する中、60歳以上の人たちなどに4回目の接種を始める考えを示しています。日本での3回目の接種率まだ0.2%ということですがオミクロン株が蔓延する前に3回目の接種を前倒しで行っていく旨を先日、岸田首相が発表しました。第6波が来る前に接種率が高まり感染者数の激増を抑えることができれば素晴らしいと思います。ワクチン接種証明のアプリの運用も開始され経済を動かしながら感染予防を徹底していくスタイルは来年も続くことでしょう。しかし残念ながら中にはワクチン反対論者やマスク不要論者の方が少数ながらいることも事実です。そのようなところから全体的にリスクが広がらないよう願うばかりです。