出来るだけ抜かない治療
2022年01月21日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
本日は当院の出来るだけ抜かない治療について解説いたします。虫歯や歯周病がひどくなると最終的に抜歯になってしまうことが多いのは事実ですが抜歯という行為は不可逆的治療で元に戻すことはできません。ですから抜歯の判断は慎重に行わなければならないのです。
当院にはメンテナンスで継続的に長く通院される方が多いわけですが歯の状況は患者さんによって様々です。中には重度の歯周病の方でレントゲン写真から判断すると抜歯した方が良いと思われるケースでも患者さん本人に痛み、不快感などを含む症状がない場合はすぐに抜くことはせず患者さんのご理解の上、経過観察することも多々あります。メンテナンスしているのにそれが急性化して痛みがひどくなり結果として抜歯に至るというケースがあるのはそのためです。その際「何故、メンテナンスで通っているのに抜歯しなけれびばならなかったのか?」というトラブルに発展しないためにも患者さん自身にご自身の歯についてのリスク度をご理解いただいたうえでメンテナンスをしていくということが非常に重要な事となります。出来るだけご自身の歯を長く持たせたいという事がマハロ会グループの予防歯科の根底にあります。抜歯したら入れ歯やブリッジ、インプラントで修復すればいいと思われる方もいらっしゃるかもしれませんがそれには肉体的、精神的、経済的にも負担がかかるものです。自分の歯に勝るものはありません。人生100歳時代を迎えるにあたり健康で幸せな生活を送るためには歯の健康は欠かせません。ご自身の歯を一本でも長く持たせられるように日頃から予防に取り組みましょう。予防歯科のご相談は八潮の歯医者、leale歯科矯正歯科クリニックまでお気軽にご連絡ください。