感染症予防対策にとても有効な口腔ケア
2022年01月24日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
デルタ株によるコロナの感染が昨年9月以降急速に減少し感染者数も落ち着きを見せていた中、昨年暮れ頃からまた、徐々に感染者数が増えだし、ここのところではオミクロン株による感染が日本でも爆発的に増えてきました。そのような中、いかに感染しないようしっかり対策を取るかということが非常に重要になってきます。マスク、手洗い、うがいなどの基本的対策と密をさけるという行動様式の他に歯ブラシによる口腔ケアをしっかり行うということも強くて推奨したいと思います。
ウィルスは目、鼻や口から入って感染を引き起こしますが人の目、鼻、口の中は元来、粘液で適度に湿っていてウイルスの侵入を防ぐ役割をしています。しかし冬に感染が起こりやすいのは鼻やお口の中の粘膜が乾燥するためウイルスなどが体内に侵入し感染しやすくなるからなのです。
また、口の中の細菌はプロテアーゼという加水分解酵素を作り粘膜を破壊することで、さらにウイルスが侵入しやすくなることもわかっています。
歯垢や歯石などが溜まったままの不潔な状態しておくと細菌が増殖してプロテアーゼも増えるので、感染を引き起こす機会を作ってしまいます。口腔ケアでお口の中を清潔にしておくこともは感染症予防にとても有効な手段となります。
しっかり毎日の歯ブラシをしてコロナの第6波を乗り越えましょう。LeaLea歯科・矯正歯科クリニックでは感染対策を万全にして患者さまをお迎えしております。安心してご来院いただきければ幸いです。