口腔リテラシーを上げる事は歯の健康を守る第一歩
2022年03月06日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
そもそもリテラシーとは英語の「literacy」からきており、意味は「読み書きの能力」ということになりますが、一般的にはある特定分野における知識や理解能力とその知識を有効活用する能力などの意味合いで使われることもあります。ここでいう口腔リテラシーとは、お口の健康に関する知識をあげ予防への取り組みを積極的に行う事で歯の健康を守っていくという事になります。
まず虫歯や歯周病が進むことでお口の中の弊害だけでなく身体への弊害、特に歯周病が様々な疾患、循環器障害、認知症、糖尿病、関節リウマチ、早産、低体重出産当院に悪影響を及ぼしていることを知りお口の健康を守るためだけでなく身体の健康を守る意味でも歯周病予防にしっかり取り組んでいかねばならないという事になります。そうは言っても「歯磨きちゃんとしているのに」虫歯になったり歯周病が進んでしまうという方も多くいらっしゃると思います。そもそも自己流での予防だけでは不十分なことが多く例えば歯磨きひとつとっても歯垢除去率はせいぜい60%くらいと言われています。 歯磨きの目的は口の中の歯垢(細菌)を取り除く事ですが、60%しか歯垢が除去されていなければ当然、歯垢が残存した部位は虫歯や歯周病になるリスクは高くなります。そこでなんでもなくても定期的に歯科医院を受診し、専門的なクリーニングを受け、ご自身でのお口の清掃法を学び、日々の歯磨きに生かす事が最も有効な虫歯、歯周病の予防となります。
予防歯科成功の秘訣はお家で毎日行うホームケアと定期的に歯科医院で行うプロフェッショナルケアが両輪となってはじめて成功します。人生100歳時代を迎えようとしているこの時代に歯の健康は欠かせません。歯の大切さを知り歯の健康を守るため歯医者と二人三脚で予防歯科を実戦していきましょう。八潮の歯医者、LeaLea歯科・矯正歯科クリニックでは予防に関する相談を随時、受け付けております。お気軽にお声掛けください。
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