寝る時は入れ歯を入れたままの方が良いのか、はずした方が良いのか、どっちですか?
2022年03月18日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
入れ歯を入れている患者様から寝る時は入れ歯を入れたままの方が良いのか、はずした方が良いのか、どっちですか?という質問をお受けすることがあります。
答えはケースバイケースと言えます。
入れ歯を入れたまま、寝る場場合のメリットは本来の噛み合わせが保持された状態で就寝することになるので顎の位置関係が普段と変わらず調和した状態が維持できるため顎関節などにも負担をかけることがありません。とくに残存歯が少ない場合は入れ歯を入れていなければ噛み合わせが不安定になるため入れ歯をしたまま寝るようにお話をしています。
デメリットとしては寝ている間のお口の中は、ただでさえ細菌が繁殖しやすい状態になっていますが入れ歯を入れたまま寝ると更に細菌繁殖しやすくなります。ですから入れ歯を入れたまま寝る方は就寝前に入れ歯洗浄剤で入れ歯をよく除菌をしてから入れ、また朝起きたらきれいに洗ってから装置することを心がけましょう。
入れ歯を外して就寝する場合のメリットは入れ歯という異物がお口の中にないのでストレスを感じることなく眠れるということです。
患者様によっては入れ歯が入っていると寝られない方もいらっしゃるのでその時は外して寝るように指示します。また外している間、きれいな水などに浸しておけば入れ歯を清潔に保てるなどがメリットとなります。
デメリットは残存歯が少なければ少ないほど入れ歯を入れておかなければお互い噛み合う歯がないため噛み合わせが不安定になり顎関節などにも負担がかかるようになることです。
このように患者様の歯の残存状況などによって様々なケースがありますので、お気軽にお問い合わせください。
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