誤嚥性肺炎とは
2023年02月04日
芸能界でも誤嚥性肺炎での突然の訃報に接する機会が多くなりました。あらためて誤嚥性肺炎とはどのような疾患なのかを見ていきましょう。
厚生労働省によると、2021年、誤嚥性肺炎でお亡くなりになられた方は4万9488人と発表がありました。近年、肺炎は、日本人の死因の第3位という高い割合を占めており、その中でも後期高齢者の肺炎の多くは誤嚥性肺炎であり、老化や脳血管障害などの後遺症によって飲み込む機能や咳をする力が弱まることで本来なら食道を通って胃にいくところ、誤って気道に食べ物や飲み物、唾液などが入ってしまう“誤嚥”によって起こる肺炎が、誤嚥性肺炎なのです。
食事に時間がかかる、よくむせる、咳き込む、食後、がらがら声になる、体重が徐々に減ってきた、発熱を繰り返すなどの症状があったら要注意です。
誤嚥性肺炎の予防対策をしっかり行い少しでもリスクを低下させるよう取り組みが望まるところです。まわりに以上のような症状のある方がいらっしゃったらお気軽にご相談ください。