東京医科歯科大学がストレスと口腔トラブルの関係について分析、発表しました。
2023年06月14日
東京医科歯科大学はストレスと口腔トラブルの関係について分析し悩みやストレスを感じやすい人ほど口腔内のトラブルが増加することが分かりました。
ストレスを感じると、歯を食いしばったり就寝時に歯ぎしりをして歯や歯周組織に負担をかけるようになります。また、ストレスがかかると交感神経が優位になり唾液量が減少、漿液性から粘液性に唾液の質も変化することから口腔内の自浄性が失われ虫歯や歯周病を悪化させるのだろうと想像出来ます。
相田教授はこの分析結果を踏まえ、「忙しいと歯科医院に行きにくくなる。雇用する側が定期的な歯科検診を福利厚生で提供するなどの仕組みがあるとよい。プライベートで発生するストレスは生産性の低下など仕事にも関連する。経営者も産業衛生の取り組みに歯科も入れるなど意識を向けてほしい」と話しておられ、この部分が非常に大事だと思いました。歯医者に行きやすい環境を企業側が提供することによって就労者の健康が守られ結果として生産性も向上するという良い循環を社会全体で構築するしていかなければなりません。
(一部yahoo ニュースより抜粋)