マイナス1歳からの予防歯科を薦めています
2020年10月23日
マハロ会では、マイナス1歳からの予防歯科を薦めています。
生まれたばかりの赤ちゃんは虫歯菌を持っていません。
虫歯菌は歯の無いところには定着しないからです
では虫歯菌はどこからやってくるのでしょうか?
それは周囲の大人達、特に最も赤ちゃんと接する機会が多いお母さんの口の中から感染するのです。
生後1歳7ヵ月~2歳7ヵ月が「感染の窓」といって、最も感染しやすい時期とされています。
また感染する時期が早ければ早いほど、将来お子さんのお口の中に住みつく虫歯菌の数が多くなると言われています。
逆にいうと、感染の時期を遅くすることで、虫歯菌の数を少なくすることができるのです。
お母さんと子供の口腔内環境は似てきます。
お母さんが虫歯になりやすかったら子供も同じことになるのです。
マイナス1歳からの予防歯科は、子供の虫歯リスクを減らすため周囲の人を含め、特にお母さんが取り組む予防歯科になります。
マイナス1歳からの虫歯予防で行うこと
その最も効果的な方法は、赤ちゃんと最も接する人が
1、妊娠の可能性のある方は虫歯治療を済ませておく
2、定期的なクリーニングを受ける
特に妊娠中はホルモンバランスの悪化やつわりの影響で歯磨きがしっかり行えず、お口の細菌状態が悪化しやすくなります。
家庭の歯磨きだけでなく、歯科医院で定期的な歯のクリーニングを受けておくことをおすすめします。
3、お口の環境改善
キシリトールやロイテリ菌の使用
キシリトールは甘味料の一種ですが、虫歯菌の増殖を抑えてくれる働きがあります。
妊娠中からキシリトールを摂取し続けることで、お口の環境を良くすることができます。
ただし、キシリトールの濃度は100パーセントのものをできれば選んでください。
歯科医院専売のものは100%です。
1日5グラムの摂取が望ましいのですが、ガムのタブレット4個ぐらいとお考えください。
プロバイオティクスとしてのロイテリ菌は、摂取することで、お口の中の細菌バランスを整え、虫歯菌を少なくします。
他にも様々な効果がありますので、後のブログで紹介します。