歯の着色、ステインとは
2021年07月21日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
歯は白い方が健康的で見た目も良いですよね。しかし様々な原因で歯は変色を起こします。その対策としてはまず、原因を知ることが重要になります。歯の変色の原因には、虫歯による変色、加齢による変色、抗生物質による変色、外部着色による着色などがあります。本日は歯の外部着色、ステインについて解説いたします。
ステインの原因になりやすいものは、コーヒー、お茶、紅茶、赤ワインやタバコ、チョコレート、カレーなどが良く知られています。これはこれらの嗜好物の中に含まれる色素が歯の表面に沈着することでも着色を引き起こします。
ステインの予防法は研磨剤入りの歯磨き粉を使ってゴシゴシ磨きすぎない事、これは歯の表面に細かい傷をつけ逆に着色を招いてしまいます。また前述の色素入りのものを飲食した場合は食後にうがいをするだけでもステインによる着色を避けることができます。ステインがついてしまったらPMTCなど歯科医院で専用の器具を使って定期的に着色を落とすことをおすすめします。いつも健康的な白い歯で笑顔に自信を持ってください。