虫歯治療で麻酔をして神経を抜いた患者さんへ
2021年05月21日
虫歯治療で麻酔をして歯の神経を抜いた患者さんへメッセージを送りたいと思います。
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まず、歯の中には毛細血管や神経などからできている歯髄と言われる軟組織があり、それが一般的に神経と呼ばれていますが虫歯が進行して大きな虫歯になると
この神経の部分に細菌感染が起こり、しみや強い痛みが出る場合が有ります。それがさらに進行すると神経が壊死して歯の根の先端に嚢胞を形成し、しまいには歯自体を抜かなくてはならなくなる場合が出てきます。
神経をとるというのは歯髄に細菌感染が進んで、状態が不可逆的になった時に行います。
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神経をとったばかりの注意点としましては1、2日、歯が浮いたような感じや、咬んだ時、痛みや不快感が出る場合が有ります。通常は、しばらくするとおさまりますが不快な症状が強く出るようなら噛み合わせの調整を必要とする場合がありますので遠慮なくお申し出ください。
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また、神経をとった歯は弱くなりますので最終的に根の治療が終わってから被せ物をすることになりますが、それまではそこで硬い物を噛まないよう注意してください。