初めて入れ歯を入れた方へ
2021年05月17日
本日は始めて入れ歯を入れた方への注意点を解説したいと思います。
なんらかの事故や病気で義足や義手になった方は最初から上手くそれを使いこなす事はできません。
しかしその後の訓練やトレーニングなどで自分の手足のように自由に使いこなしパラリンピックなどに出場するアスリートのように驚きのパフォーマンスを見ることもあります。
失った機能を回復させる最も身近な装置として義歯、いわゆる入れ歯があります。入れ歯も義手や義足と同様、はじめから上手く噛めるというわけではありません。初めはかなり鬱陶しさを感じると同時に痛いところも出てくるでしょう。
それは歯形を取る際、静止した歯肉の状態を印記しそれに合わせて義歯をつくるわけで口の粘膜の動きは人それぞれだから調整が必要なのです。そして完全に痛みが無くなるまで調整に通ってください。また入れ歯を入れた際の鬱陶しさはだんだん慣れてくるはずです。
入れ歯の大きさや個人差はありますが数週間から数ヶ月程度で最初に入れた時のような違和感は無くなってくるはずです。
また、入れ歯自体の構造でも違和感の出具合は変わってきます。入れ歯の床の部分をできるだけ薄く作れる金属などで作ることができれば違和感はいっそう少なくすることができるでしょう。
保険適用の義歯はその点、材質上の制約があるため厚みの出やすいレジンというプラスチックのような素材を使うことになるので自費診療の金属を使ったものに比べて違和感が出やすいという事になります。
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