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レアレア歯科 なぜなに相談室

歯にまつわる都市伝説、嘘か誠か?

2021年08月27日

執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之

 

本日は歯にまつわる都市伝説について検証してみたいと思います。妊娠中に母親が虫歯や歯周病になりやすい原因として赤ちゃんにカルシウムをとられるからという事を聞いた事がある方、いらっしゃるのではないでしょうか?結論から言うと全くのデタラメです。一度作られたカルシウムが母親の歯から抜け出ていくことはありません。

しかし妊娠中に虫歯や歯周病にかかりやすくなる事は本当の事です。なぜそうなるかと言うとつわりの影響で歯磨きが出来なくなったり、食べ物の嗜好が変化したり一度に食べられなくなる事で食事の回数が頻繁になることがむし歯を急激に悪化させる原因になっているようです。
また、妊娠中はホルモンバランスの変化などにより、妊娠性歯肉炎や妊娠性エプーリスという歯肉にできものができることがあります。いずれにしても赤ちゃんのせいで虫歯や歯周病が悪化するという事ではありませんので妊娠中こそしっかり口腔ケアをしていただきたいと思います。



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医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。