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レアレア歯科 なぜなに相談室

歯の神経を取った後に注意していただきたいこと

2021年11月27日

執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之

 

本日は歯の神経を取った後に注意していただきたいことについて解説いたします。

虫歯が大きくなり神経まで達し猛烈に痛みが出たら神経をとる治療を行います。その際は局所麻酔をして治療を行いますが麻酔が切れた後に歯が浮いた感じがしてその部分で噛むと痛んだり、何もしなくても痛みが出る場合があります。その時は処方された痛みどめをご使用いただく事と食べ物は極力、反対側の歯でかむようにお願いします。
また、根管治療中(神経を取ったあとの根の治療の事)は仮のふたをがすり減ったり、完全に取れることがあります。すり減るだけなら良いのですが完全に取れてしまったらご連絡ください。神経を取った後の歯の中には薬が入っているので仮の詰め物が取れたままにしていると中が汚染されてしまい薬の効き目が落ちてしまいます。このような治療を繰り返し根管の中が綺麗になったら最終的な薬を入れ土台を作り被せ物をして治療は終了となります。

根管治療終了後のレントゲン写真

根管治療は細菌の汚染具合によって2〜3回ですむものから数ヶ月かかることもあります。長くかかる場合も最後まで根気良く通ってください。根管治療の段階で治療を放置してしまうともっと事態は深刻になり最終的に抜歯せざるを得ない場合が出てきます。痛みが取れたからといって治療を中断しないようくれぐれもお願い申し上げます。



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医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。