知っておきたい❗️
卒乳時期の遅れと虫歯の関係
2021年03月21日
赤ちゃんの卒乳時期の遅れが虫歯リスクを高めるということに関して解説してみたいと思います。
一般的に離乳は5~6カ月から始まり、完全に卒乳するのは1歳から1歳半くらいが多いとされていますがお子さんの栄養状態や発達状況によって卒乳の時期は考慮されなければなりません。その発達の目安とは首の座りがしっかりしている、支えると座れる、大人が食べているものに興味を示すなどがあげられます。また卒乳は3食きちんと離乳食を食べて順調に体重が増えていることが前提です。生後5~6カ月から離乳食が始まると母乳やミルク以外の離乳食から栄養素をだんだんと摂れるようになっていきそしてだんだん食事だけで栄養を取るようになります。
つまり発育状況を見ながら母乳やミルクを必要としなくなったころが卒乳のタイミングと言えるでしょう。
しかしその卒乳のタイミングが遅くなりすぎると虫歯のリスクが高まることも知っておかなければなりません。
母乳には乳糖という糖分が含まれていてむし歯の原因になります。特に寝る前、寝かしつけながらの授乳は、赤ちゃんの口の中に糖分が長い時間、停滞することになりまた、寝ている間は、唾液の分泌量も減るためくちの中に残った糖分や虫歯菌を洗い流せなくなってしまいます。これが虫歯のリスクが高まる原因になっているのです。虫歯になるメカニズムをきちんと理解して虫歯を予防してあげることが大切ですね。