3歳児健診で思うこと
2021年06月08日
本日は越谷市保健センターにて3歳児健診をさせていただきましたが終わってみて思うことを率直に述べてみたいと思います。
本日、72名のお子様の歯科検診を行いましたが昨今の歯科保健の向上とそれに伴う予防歯科の普及で虫歯のあるお子さんが非常に少なくなりました。体感的には私が歯科医師になりたての頃に比べればほとんど無くなっていると言っても過言じゃないくらいです。とても良いことだと思っています。しかし一方でごくわずかですが一部のお子さんに集中して虫歯があるというような傾向が見受けられます。これは保護者の歯科保健に対する意識の差によるものだと感じています。保護者が歯の大切さを知り、予防歯科に対する理解と実践があればお子さんを虫歯にすることは無いということでしょう。「子供の虫は親次第」といっても過言じゃないと思います。当院でも予防歯科で定期的に通うお子様がずいぶん増えてきました。
昔は虫歯だらけでイヤイヤ治療に通うお子さんが多かったわけですが今は楽しみながら予防を受けているお子さんが非常に多くなっていて時代も変わってきたなと思いつつ、さらなる歯科保健の向上に務め誰一人、虫歯で困るお子さんを取り残さないようにしていくことが我々歯科医師の責務だと痛感しています。だれも取り残さない予防歯科医療を推進することはマハロ会が現在、取り組んでいるSDGsの17の大きな目標の中の3の「全ての人に健康と福祉を」に合致します。さぁ皆さんで始めましょう予防歯科