治療が中断されたままになっていませんか?
2021年03月31日
治療を途中で中断してしまったためにおこる様々なデメリットについて解説したいと思います。
虫歯や歯周病で痛みが出て歯医者に通い始めたものの痛みが無くなって通院をやめてしまったという方、いらっしゃいませんか?それは大変危険な事なのです。様々なケースで考えられるデメリットを考えでみましょう。
①虫歯の治療予定の歯を治療しなかった場合
1〜2回の簡単な処置で終わるような治療のはずが虫歯がどんどん進行したために神経をとったり、最終的に抜歯せざるを得なくなるケースも出てきます。そうなると時間も費用も余計にかかるようになります。
②神経の治療途中で中断してしまった場合
虫歯で痛くなって神経をとると痛みは無くなります。そこで中断してしまうと今度は根の先に病巣ができ骨が腐っていきます。そうなると治療に余計に時間がかかるようになり最悪は抜歯という事になります。
③型取りをして被せ物をする段階で中断した場合
型取りをして中断し時間が開くと歯が動いてしまうため合わなくなり再度、作り直す事になります。そうなると費用も余計にかかるようになり噛み合わせにも悪い影響がでます。
④仮歯のまま、中断になったケース
仮歯はあくまで仮歯、本物の歯が入るまでの暫定的な物になりますので材質的にも強くなくとれやすいセメントでつけてあります。壊れてしまってもすぐには作ることができませんのでご理解ください。
⑤歯周病の治療を中断してしまった場合
歯周病などが原因で歯肉が腫れた場合、膿を出せば腫れは落ち着き痛みも取れてきますが、歯周病が治ったわけではありません。そこで中断してしまうと歯周病は無症状のままにどんどん進み、やがて歯を支える骨を溶かして歯がグラグラになっていき最終的に抜歯という事になります。
以上のように歯医者の治療を中断すると良いことは何もありません。中断を繰り返す方はやがて大きな入れ歯を入れる事になると思います。そうならないためにも治療を早めに再開する事をお薦めします。中断して電話しづらいという方も全然お気になさらずお気軽にお電話ください。