歯の脱灰(だっかい)と再石灰化とは
2020年11月25日
口の中では「脱灰(だっかい)」と「再石灰化(さいせっかいか)」が常に歯に対してせめぎ合いをしていて、バランスが崩れて「脱灰」に大きく傾くと歯に穴が空いてしまいます。
脱灰とは、むし歯菌であるミュータンス菌が食べ物中の糖分を餌に作る酸が歯のカルシウムやリンを溶かすことを言い、やがて穴があいてしまいます。
歯に穴が空く一歩手前の状態を「初期むし歯」といいこの状態であれば、まだ修復することが可能でこの修復を助ける作用を「再石灰化」といいます。
脱灰しても口の中の唾液が、溶け出したカルシウムやリンを歯の表面に戻す働きをしてくれるのです。これを再石灰化といいます。
再石灰化を促す方法として
①食べ物を噛むことで唾液の分泌が促進される
②キシリトールの利用
③歯科医院での定期的なフッ素塗布とフッ素配合の歯磨剤の利用
などがあります。
是非実践してみてください。