日本人の2回目のワクチン接種率が50%を超えました。
2021年09月13日
執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之
本日、ついに日本人の2回目のワクチン接種率が50%を超えました。
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今年2月から始まったワクチン接種ですがはじめの頃はなかなか接種が思うように進まず欧米諸国に対し、かなりでおくれた感がありましたが政府、自治体、医療関係者などの努力により加速度的に接種が進み今ではアメリカに追いつこうとしています。
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また、若い人達も昨今のデルタ株による感染の脅威や重症化のニュースが流れるにつれワクチン接種に対するマインドに変化が出てワクチンを打ちたいという人が80%以上になっているようです。昨今の新規感染者数の動向を見ても急速に減少に転じてきており人々の行動変容やワクチンが行き届いてきた結果ではないかと考える次第です。
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以前はワクチン接種率が60%くらいになったら集団免疫を獲得できるのでないかという議論がありましたがデルタ株の感染力は80%でもなかなか厳しいという状況らしいです。これからさらにワクチン接種を進めて、今度こそ収束に向かうよう願うばかりです。