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レアレア歯科 なぜなに相談室

お口が乾く病気、シェーグレン症候群とは?

2022年02月18日

執筆者:日本抗加齢医学会専門医 上村英之

 

お口の乾燥を招く病気としてシェーグレン症候群があります。主な症状は、目、口、膣の乾燥で関節リウマチを伴う場合もあり日本では約50万人の患者さんがいるといわれています。好発年齢、男女差で言うと40~60歳の中年女性に多く発症します。自己免疫疾患のひとつで。単独で発症するものと、他の膠原病に合併して発病するものがあり唾液腺が破壊されることで唾液が出なくなり口が乾くようになります。またお口が乾くことで、下記に記したような様々な不快な現象が起こります。

①滑舌が悪くなり喋りにくくなります。
② パサパサしたパンやクッキーなどが食べにくくなります。
③口の中の粘膜がヒリヒリします。
④口内の自浄性が低下するため虫歯や歯周病になりやすくなります。
⑤ 口内炎ができやすくなることがあります
⑥口腔カンジダ症を併発しやすい。
⑦口臭が強くなる。

主な治療は対症療法として飲水やうがいをするということがありますが効果は短時間であるため、人工唾液 (サリベート) や保湿成分が入ったジェルなどが用いられます。ガムを噛むことも、唾液の分泌につながりますが、糖分を含んでいると虫歯になりやすくなるのでキシリトール100%のものをおすすめします。
また、水分を取る時はジュース、炭酸飲料、スポーツ飲料、乳酸飲料など糖分の入ったものは虫歯や歯周病のリスクを高めてしまいますので、出来るだけお水やお茶を飲むようにしましょう。
唾液腺のマッサージも効果があります。
また唾液そのものを出しやすくするお薬として、エポザック、サリグレン、サラジェンを使用します。
しかし今のところ画期的で即効性のある治療法というのはなくて以上のようなことを組み合わせて症状の緩和を図ると言うことになります。

今までシェーグレン症候群の検査は膠原病科に行かなければならなかったわけですが当院で検査・診断が可能になりました。
採血後、血液検査、また、組織検査も行い、当院にて検査・診断まで行いますので詳しくは当院スタッフまでご相談下さい。さて、最後に歯科医師としての立場から一番大切なことを申し上げるとシェーグレン症候群の方は前述したように虫歯や歯周病のリスクが非常に高まるので定期的な歯科の受診をおすすめします。歯石や歯垢を除去した状態をキープしお口の環境を整えるということが最も重要となってきます。お気軽にお声掛けください。



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医療法人社団マハロ会理事長でアンチエイジングの専門医として東京、千葉、埼玉に大規模歯科クリニックを5医院運営、法人理念は「予防歯科を通じて国民の健康と幸福に寄与する」ことをスローガンとし「歯を健康にしてアンチエイジングを手に入れる方法「歯科革命3.0」など予防に関する書籍を執筆、現在は一般社団法人日中友好予防歯科協会理事長として中国での予防歯科の普及にも尽力している。